宮口公認会計士・税理士事務所

代表コラム

COLUMN

コロナショックにおける資金繰り対策

その他
2020.3.29

コロナショックにより売上が急減している会社も多いことと存じます。弊社も主力のM&A関連業務が立て続けにリスケになっている状況です。
政府も緊急経済対策の取りまとめを進めており4月にも公表される見込みですが、日々現預金残高が減少している企業にとってはやれることから進める必要があります。以下、箇条書きで恐縮ですが列挙します。

1.資金流出タイミングの後倒し

・既存の買掛金等の支払いサイト延長
・銀行借入金のリスケ
・生命保険料の支払い猶予
・各種税金の支払猶予
・社会保険料の支払猶予

2.資金流出額の削減

・経費の削減
・消費税仮決算による中間納付額の削減

3. 資金調達

・生命保険に係る契約者貸付
・コロナ対策融資(日本政策金融公庫など)
・法人税の繰戻し還付(中小企業のみ)

資金は会社の血液ですので流れが止まってしまえばどんなに優良企業でも倒産してしまいます。
財務担当者は資金繰表を作成して資金の出入りを適時に管理しつつ、資金流出額の削減及び極力の後倒しを図っていく必要があります。

一日も早い収束を願いつつ、政府の対策が公表されましたらアップデートします。

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